愛犬が肥満になった場合、その原因で対処方法が違います。まずは愛犬の適正体重を知り、肥満かどうかの確認が必要です。肥満の原因の多くは食べすぎや運動不足ですが、病気の可能性もあります。愛犬の健康を守るためにも、体重管理食を上手に活用してみてください。
1. 犬が肥満になるのはなぜ?
愛犬がかわいいから、と餌を食べさせ過ぎれば、肥満になります。また病気などほかの理由が原因で肥満になっているかもしれません。肥満の原因はいろいろありますが、まずは愛犬の適正体重を知ることが大切です。
もし犬の肥満が初期なら、体重管理用フードへの変更がおすすめです。
1-1. どこからが肥満?
犬が肥満かどうか調べるには「BCS(ボディ・コンディション・スコア)」が参考になります。BSCは5段階あり、BSC1は「痩せ」、BSC2は「やや痩せ」、BSC3は「理想的」、BSC4は「やや肥満」、BSC5は「肥満」です。
BSC5に達すると、肋骨にも肉がつき触れなくなります。肥満が進まないうちに対策を取っておきましょう。
BCSについては10段階で評価する場合もあります。
1-2. 食べる量が多い
毎日散歩などの運動をさせているにも関わらず、体重が増えていく場合は、食べすぎの可能性があります。とくにおやつの食べすぎは、肥満の原因になります。肉やパンが好きな犬も多くいますが、どちらも高カロリーなので注意が必要です。
栄養バランスがいいとされるドッグフードですが、高カロリーのタイプもありますので、しっかりとカロリーを確認し、調べてから与えましょう。
1-3. 運動をさせていない
室内犬は家の中を走り回るので、運動量が足りているように見えますが、散歩に比べると運動量が少ない可能性はあります。散歩は大型犬、小型犬に関係なく必要です。外出はストレス発散にもなりますので、なるべく1日2回程度は連れていってあげましょう。
1-4. 去勢や避妊手術の影響
オスには去勢手術があり、メスには避妊手術があります。どちらの手術も性ホルモンの影響を受けやすく、基礎代謝が下がるため、その影響も考えられます。手術を受けた後は、毎日の運動量を増やしたり、避妊・去勢後用の専用フードを適正量与えるなどの対策を取っておきましょう。
2. 肥満になるとかかりやすくなる病気は?
肥満の原因が病気にある場合、フード量を調整しているにも関わらず突然太るのが特徴です。とくに老犬が突然太った場合は、病気の可能性を疑ってください。
2-1. クッシング症候群
クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)は、副腎から出るホルモンの過剰分泌が原因です。食事量と飲水量が多くなり、お腹がぽっこりと出るのでわかりやすいでしょう。多飲や多尿、抜け毛、足腰の衰弱などの症状が出たときには要注意が必要です。
2-2. 甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症は、基礎代謝の低下が原因です。主だった症状はありませんが、毛が薄くなることで判別がつきます。「元気がないように見える」「疲れた顔をしている」場合は、甲状腺機能低下症を疑いましょう。
2-3. 肝臓、循環器系の病気
肝臓系の疾患にかかった犬は、お腹が膨らみます。たとえば肝不全を起こすと腹水がたまるため、一見太ったようにも見えます。腹水がたまると体重が増え、病気がどんどん進行するので、早めに病院を受診してください。
心臓病や糖尿病が原因で、お腹に水がたまる場合もあります。
3. 肥満を防ぐドッグフード選び
体重管理のドッグフードには「減量用タイプ」と「体重維持用タイプ」があります。とくに減量用は、肥満の進行を防ぐのに効果的です。
減量用タイプのカロリーカット率は、メーカーや商品によっても変わります。肥満対策をするなら、ドッグフードをカロリーカット率の高いものに変更しましょう。
体重維持用のドッグフードは、食物繊維が多く含まれているものもあり、便量が増えるものも多いです。避妊・去勢後は避妊・去勢後用のフードをを与える方が適しています。
3-1. フードの形状の違い
体重管理用のドッグフードは、通常のフードと比べて形に大きな差はありません。ただ商品によっては、ゆっくりと食べられるようにドーナツ形になっているものもあります。食べすぎを防ぎ、カサ増し効果もあるのでおすすめです。物足りなさを感じさせずに、カロリーをカットできるのも魅力です。
3-2. 栄養面での違い
体重管理用のドッグフードは、低脂質かつ高タンパク質です。食物繊維も含んでいるため、満腹感も得られます。減量用と体重維持用で効果に違いはあるものの、どちらも栄養バランスが優れています。
4. 「Hills メタボリックスビスケット」とは?
「Hills メタボリックス ビスケット」は、体重管理に特化したドッグフードです。体重減量はもちろん、体脂肪管理、リバウンド防止に効果を発揮します。おやつとして与えてください。犬が喜ぶおいしさで体重管理ができる、飼い主にとっても嬉しいドッグフードです。
特別療法食なので、必ず獣医師に相談してから与えてください。「Hills メタボリックス ビスケット」を活用して、愛犬を肥満から守りましょう。
5. まとめ
犬が肥満になる原因、かかりやすくなる病気、おすすめの体重管理食について紹介しました。食べすぎや運動不足で体重が増えるのは、犬も人も同じです。愛犬が肥満にならないためにも、ふだんの食生活を注意してください。
体重管理をかんたんに行いたいなら、獣医師の許可を得て「Hills メタボリックスビスケット」を使うのもおすすめです。
もし犬の肥満などで気になることがありましたら、ぜひ一度「かしわだい動物病院」にご来院ください。気になる症状などへのアドバイスをいたします。ご用命の際はお気軽にお問い合わせください。
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