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捨て猫について

先日、駐車場に1つのキャリーバックに4匹の子猫(離乳してある程度は大きくなっていました)が入った状態で放置されていました。猫たちは元気であり警察に相談した結果、取得物扱いとなり、結局は保護センターへ引き取られていきました。

残念で悲しいです。

当院では里親探しをお手伝いしており、それを見込んで放置していったのであれば、それは誤っていて現実ではそうはなりません。

なぜなら、法的に取得物であることと当院に通院および入院している動物たちの安全や治療のスペースを確保するため、私たちがいくら動物が好きで助けたいと思っていても対応には限界があるからです。

最近では、里親探しのサイトや善意のある方の活動によりもらわれる子猫たちが増え、少しずつですが殺処分を免れる猫ちゃんも増えていると思います。里親探しについては、当院でも相談いただければ協力ないしはお手伝いはできます。

今回の子猫ちゃんたちは栄養状態もよく、きれいにしてもらっているようでした。そこまで可愛がっていたのにこのような遺棄行為に至ったのには、その方なりの理由もあったのでしょうが許されることではないと思います。それぞれの猫ちゃんたちに幸せな未来へ導くことが、その方にはできるはずだったのにと思うと残念でなりません。

そもそも野良猫は生きていくこと自体がとても大変です。特に負傷した場合には生き抜くためには大きなハンデを負うことになります。

当院は負傷した猫の保護を獣医師会を通じて行っているのですが、負傷猫達の現実に関しては厳しいものがあります。私たちには少しでも不幸な猫ちゃんが減るよう避妊・去勢手術、そして里親探しへの協力と手を尽くしかありません。

今は4匹の子猫たちに幸せな未来がありますよう願うばかりです。